施工内容

・高圧洗浄
・下塗り パーフェクトフィラー
・中塗り オーデフレッシュ中塗り材(ウレタン)
・上塗り オーデフレッシュF100(フッ素)

大阪市旭区にお住まいのご夫婦からのご依頼で、弊社のホームページをご覧になりお問い合わせをくださいました。築16年木造3階建ての住宅で、1階部分はタイルを組み合わせた外壁、そして2・3階部分がブルーグレーの外壁です。

今回は、この2・3階部分の外壁の塗装を行いました。     

まだらに色褪せた外壁をキレイに塗装し直してほしい!

16年前の新築時は全体的にもっと明るいブルーグレーのお色だったのが、だんだん黒く汚れてきて古ぼけたように劣化してしまいました。

お家の前を通る排気ガスのススや空気中のホコリが汚れの原因ですが、家を建てられてからは1度も外壁の塗り替え作業を行っていなかったので、経年による仕方のない劣化です。

外壁の変色の具合は場所によって違い、出窓や屋根の陰、隣のお家に面している壁は太陽が当たりにくく、黒っぽい汚れが目立ちます。逆に、それ以外の太陽がよく当たる部分の壁は、白くぼけたように色が抜けていて、チョーキング(壁から白い粉がふくように劣化する現象のこと)の程度もひどいです。

つまり、汚れて色の濃いところと色が抜けて薄いところがまだらになって見えるような状態でした。そこでお客様から、「色ムラをなくしキレイに外壁を塗り直してほしい!」とご依頼をいただきました。

中塗り材にウレタン材を利用して価格を抑える

• 下塗り パーフェクトフィーラー
• 中塗り オーデフレッシュ中塗り材(ウレタン)
• 上塗り オーデフレッシュF100(フッ素)

ポイントは、中塗りの塗料の素材がウレタンであることです。中塗りにもフッ素素材の塗料を使う場合(フッ素塗料の上塗りを2回行う場合)と比べると、半分近くまで塗料に掛かる費用を抑えることが出来ます。

高圧洗浄～下塗り工程 

高圧洗浄で壁の汚れを落とした後に下塗りを行いました。塗料には外壁との密着性に優れている下地材のパーフェクトフィラーを選んでいます。密着性に優れた塗料を選ぶことで、塗料が外壁からはがれにくくなる効果もあります。

中塗り工程

中塗りにはウレタン素材のオーデフレッシュを使用しています。上塗りでオーデフレッシュF100を使う際には、メーカーから推奨されている商品で、耐久力に優れています。

ここが価格を抑えるために工夫をしたポイントです。

上塗り塗装

上塗りにはフッ素素材のオーデフレッシュF100を使用しています。フッ素塗料は、1回のコストがシリコンなどの他の素材の塗料と比べて割高です。

しかし耐久性があることで塗り直すまでの期間がのびるので長い目で見るとコストを軽減することができます。「スタッコ下地への外壁フッ素塗装」事例でも、同じ理由でフッ素塗料が選ばれています。

最近はご自分でインターネットなどを使い情報収集をされる方も多く、今回のお客様もフッ素の塗料の特性を事前にご存じで、お見積りの段階で「ぜひフッ素塗料を使用してほしい」とご要望がありました。

ローラーでムラなく塗料を厚く塗り耐久性をアップ

塗装には、ローラーを用いています。ローラーでの塗装も、お客様の方から「使ってほしい!」とご提案がありました。ローラー塗装はスプレーで行う吹き付けの塗装より、塗料を水で薄める「希釈率」が少ないので、塗料を厚く塗りこむことができ、塗装の耐久力が上がるからです。

お客様のお宅は新築当時、外壁にスプレー塗装による模様の吹き付けを行っており、壁にはごつごつとした凹凸がございます。この凹凸は活かしたままローラーで塗り替えを行うのですが、その模様の凹んでいる部分はやはり塗りづらく、色がのらなかったりします。

ですので、今回は20mmの長毛タイプのローラーを用意いたしました(通常は10mm～15mmくらいです)。タイルの塗装にも使われる、長毛タイプのローラーなら、壁の模様の凹んだところにも、ちゃんと塗料を塗りこむことができます。

また、ローラーは縦・横にきって塗り、塗料が全体に均一に広げて、色ムラにならないよう丁寧に作業をさせていただきました。

「外壁が新築のときみたいに明るくなった!」とお客様のお声 

新しい外壁のカラーは、新築時のカラーに近いように明るいブルーグレーを選んでおります。気になっていた色褪せや色ムラはなくなり、ツヤもでてキレイになっています。お客様にも、「外壁が明るくなった! 新築のときに戻ったみたい!」と喜んでいただけました。

弊社では、お客様からの使いたい塗料や塗装方法などのご相談にも応じさせていただきます。
外壁の色褪せや色ムラが気になるお客様は、ぜひお気軽にぬり太郎までお問い合わせください。