安くて長持ち!溶剤系シリコン塗料で屋根塗装 大東市
基本情報
- 地域:
- 大阪府大東市
- 作業:
- 屋根塗装
- 値段:
- 43万円(屋根塗装21万,足場22万)
- 工期:
- 3日間
- 担当者:
- 藤野(1級塗装技能士)
施工内容
1,足場の設置
2,屋根の高圧洗浄
3,シーラーの塗布(2層)
4,シリコン塗料の塗布(2層)
5,縁切り
6,完成
屋根のカラーベストが褪せてきたから塗装して欲しい
大阪府大東市にある築年数17年の木造2階建ての一軒家のカラーベスト屋根にシリコン塗装を行った事例です。
今回お客様からは、「屋根のカラーベストが色褪せてきたから、屋根に塗装をしてほしい」と、ご依頼を頂きました。そして詳しく要望などをお聞かせいただき、屋根の状態の確認も行いました。
建築時から今まで17年間、何もしていなかったという事で、実際に遠目から見ても、防水効果もあまり機能していなさそうだな…と思うほど、色褪せていました。
そして詳しく内容を伺うと、安めに抑えたいと言う事だったので、「安いわりに長持ちする溶剤系のシリコン塗装にするのはどうですか?と御提案をさせていただきました。
シリコン塗料の溶剤系と水性系の耐久性の違い
シリコン塗料にはシンナーなどの有機溶剤を用いた溶剤系塗料と、水で薄めている水性系塗料があります。もっと簡単に言うと、溶剤系=油性、水性系=水性です。
とはいえ、水性だからといって、水に溶けるわけではありませんが、絵の具で想像していただくとわかりやすいと思いますが、水性塗料ってツヤが無くなるのが早く、油性塗料は長い間ツヤのある状態を保っています。
実際に屋根に塗布するシリコン系塗料は今までの経験上、同じような差があります。
塗料の種類 | ツヤが飛ぶまでの期間 |
溶剤系 | 6~7年程 |
水性系 | 3~4年程 |
※立地条件等により異なります。
この様に、ツヤが無くなるまでの期間に差があります。そしてこのツヤの無くなる速度に応じて色褪せや耐久性が変わります。その為、ツヤが持続する溶剤系の方が長持ちしています。
ただ、臭いがキツイのは溶剤系で、塗っている間はシンナーのような臭いがします。
逆に水性はあまり臭いが無いので、近所迷惑にはなりにくいです。
ただ値段が同じであれば、長持ちする方を選んで頂いた方が後で楽だと思うので、溶剤系をおすすめさせていただき、お客様にも溶剤系を選んでいただきました。
屋根塗装をする際に大切な下地を作るシーラー
カラーベストは長期間放置すると、乾燥してきて粉をふいたような状態になります。
しかもこれは高圧洗浄などで洗い落とせるようなものではありません。
仮に、そのまま塗装をしてしまうと、砂の上に塗装をするようなもので膜はできても密着していないのですぐに剥がれてしまいます。
また、乾いたカラーベストと言うのは、とんでもなく水分を吸ってしまうので、塗装も吸ってしまって膜が薄くなってしまいます。
そうなっては塗装をする意味がありません。
なので、シーラーというカラーベストの下地を固めて、塗装の間の両面接着剤の役割を果たすものを塗布します。
これが、塗装を長持ちさせてキレイに仕上げるうえで非常に大切な作業なのです。
屋根のシリコン塗装の工程
高圧洗浄で積年の汚れを落としていきます。
マイルドシーラーEPOを塗布して、塗装面の下地を作っていきます。
別のシーラーの2層目の塗布をしています。
少々吸い込みが多かったので、念のため2層塗布しています。
溶剤系シリコン樹脂材の1層目を塗布しています。
溶剤系シリコン樹脂材の2層目を塗布しています。
しっかりと念入りにムラが出ないように塗布していきます。
写真はありませんが、カラーベストの隙間を縁切りといって、塗装で隙間がふさがった状態を切る作業を行います。
縁切りを事で雨漏りのリスクが低減します。
これで、塗装は全て完成です。
屋根のシリコン塗装後のぬり太郎から一言
今回の屋根塗装には溶剤系のシリコン樹脂を利用させていただきましたが、臭いが気になるなどで水性のシリコン樹脂をよく利用されることもあります。
ただ、やはり耐久性と言う面でいえば、溶剤系の方が長い間キレイな状態を維持してくれるので、ぬり太郎では溶剤系のシリコン樹脂で塗装をすることをお勧めさせていただいております。
しかも値段はそんなに変わりません。