塗装が剥がれた雨戸(鉄部)をシリコン塗料で塗り替え 宝塚市
基本情報
- 地域:
- 宝塚市
- 作業:
- 鉄部(雨戸・手すり・雨どい等)の塗装
- 値段:
- 9万円
- 工期:
- 3日間
- 担当者:
- 藤野(1級塗装技能士)
施工内容
高圧洗浄
ケレンがけ
下塗り SKマイルドボーセイ
中塗り・上塗り クリーンマイルドシリコン
宝塚市にある築30年の一戸建ての、鉄部(雨戸・手すり・雨どい等)の塗り替えのご依頼です。
※塗り替え前の雨戸です。古い塗装が剥がれています。
※塗り替え前の2階手すり・雨どいです。雨戸と同じく塗装が剥がれ、古ぼけてしまっていました。
新築時から15年目に1度鉄部の塗り替えを行っているそうで、それから更に15年が経って、今回は2回目の塗り替えでした。どのような塗料・工程で最初の塗り替えを行ったのか、詳しい調査をしていないので分からないのですが、仮にシリコン塗料であっても、経過15年は耐久年数を過ぎていることから、鉄部の塗装はあちこち剥がれてきていました。
特に鉄部の塗装は外壁の塗装よりも耐久年数が短く、お家の立地状況にも寄りますが、通常の外壁なら15年持つような、シリコンなどの比較的高耐久の塗料を使用しても約10年、雨水が溜まりやすいなど条件が悪ければ、5~6年目くらいから塗膜が剥がれて傷み出してくる場合もあります。
そこで今回は、塗料が剥がれにくいように、べロベロとめくれてきている古い塗装をキレイに処理し、密着度の高い錆止めとシリコン塗料を使った鉄部の塗り替えを行いました。
高圧洗浄とケレンがけで古い塗装を除去し塗料の密着度を高める
まずは高圧洗浄で、古い塗装ごと表面の汚れを落としていきました。ベロベロと剥がれている古い塗装の上から塗り替えを行っても、もちろん意味がありません。下塗りを行う前に、雨戸・手すり・雨どいなどの塗装を、全て除去してしまいます。
高圧洗浄の段階で、おおかた古い塗装は取り除き終わっているのですが、まだところどころ古い塗装が残っていました。高圧洗浄で落としきれなかった古い塗装は、ペーパー(紙やすり)や写真に写っている金だわしの様なケンマロンで、手作業で落としていきました。
屋根などの平面で広い部分はペーパーでケレンがけを行うのですが、鉄部(特に雨どいなど)は平面ではなく、窪みも多いので、角を使って細かいところも磨けるケンマロンを使い分けた方が、キレイに早く塗装を落とすことが出来ます。
ケレンがけが完了した雨戸です。ベロベロとめくれあがってきていた古い塗装はキレイに全て落としたので、これで下塗り剤をしっかり密着させ、塗装の耐久性を高めることが出来ます。
SKマイルドボーセイで鉄部の錆をしっかり防ぐ
下塗りには、SKマイルドボーセイという錆止めを使用しています。
下塗りとして、上から塗る塗料の密着性を高める働きもありますが、大半が鉄で出来た雨戸などに起こりやすい錆を防いでくれることがマイルドボーセイの主な効果です。
雨戸の溝など、ローラーでは塗ることが出来ない狭い部分は、ハケを使って丁寧に塗っていきました。
密着しやすく高耐久のシリコン塗料で塗装を長持ち
下塗りの後は、クリーンマイルドシリコンというシリコン塗料で、2回の上塗りを行いました。クリーンマイルドシリコンは、モルタル外壁やサイディングボードはもちろん、今回のような鉄部にもぴったり密着させることが出来る、優秀な塗料です。
※シリコン上塗り1回目です。
※シリコン上塗り2回目です。
下塗りの時と同じように、ローラーとハケを使い分けて、ムラにならないように塗っていきました。
塗り替え完了後の2階手すりです。ツヤが戻り、キレイになりました。
お客様は、「雨戸や手すりの塗装が剥がれていて、なんだかみずぼらしく見える感じがする……」とお困りでしたので、解消することが出来て良かったです。
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