外壁塗装の足場の費用はいくら?その目安とポイント
基本情報
- 作業:
- 外壁塗装、屋根塗装
- 担当者:
- 若槻義治(1級塗装技能士)
施工内容
<関連する施工種別>
外壁塗装、屋根塗装
外壁塗装を行う際には、まず足場の設置を行います。
※お家の全体的な塗装ではなく”ベランダの床だけ”というように施工箇所が限定されている場合、ゆるい勾配の屋根の塗装の場合は、足場を組まずに塗装を行うことも可能です。
足場は高所作業を安全かつスムーズに行うためだけではなく、足場と一緒に取り付けるビニールシートで、洗浄の水や塗料が周辺に飛び散るのを防ぐために組み立てます。
この足場の設置に、どれくらいの費用がかかるのか、いまいちイメージしづらいという方も多くいらっしゃるようです。
そこで、この記事では、
- 足場でかかる費用
- 足場の組み立ての工期や流れ
についてお話いたします。
足場の組み立てには約15~20万円の費用がかかる
足場を組むためにかかる費用は、足場を作る面積に関係してきます。
平均的な1戸建て(2階建て)の足場の施工面積は200㎡前後です。
お家の外周が大きく、足場の施工面積が広くなればなるほど、足場の組み立てにかかる費用が高くなり、平均すると、約15万円~20万円の費用がかかります。
また、2階建てより3階建てのお家の方が、高さに応じて足場の段数を増やさなくてはいけないので、費用が余分にかかります。
2階建ての足場の組み立て費用が約15~20万円であるのに比べて、3階建てのお家の場合は約20~30万円の足場の組み立て費用が必要です。
※ちなみに足場の段数は、
- 2階建てのお家の場合……約3段半
- 3階建てのお家の場合……約5段
です。
ちょっと意外かもしれませんが、塗料代や人件費など、諸々合わせた外壁塗装の費用のうち約5分の1くらいが、足場にかかる費用です。
仮に外壁塗装の全費用に100万円かかっているとすると、そのうちの20万円くらいが、足場の組み立てにかかる費用ということです。
ですので、外壁塗装と屋根塗装はなるべく同じタイミングで行ったり、グレードの高いフッ素塗料など、長持ちする塗料を用いたりすることで、塗装回数そのものを減らし、何度も足場を組む機会がないようにすることがオススメです。
足場の組み立ては専門の業者さんに依頼
足場は、高圧洗浄を行う前に、いっぺんに組み立てます。
コストを少しでも下げるために、塗装業者自身で足場の組み立てを行うパターンもありますが、今のところ足場の組み立てを専門とする業者に依頼をすることが一般的です。
日栄企画のぬり太郎も、足場の組み立てと解体は足場屋さんにお願いしています。
なぜならば、10年程前までは、太い丸太をトラックに積み込んで現場まで持っていき、自分たちで丸太を組み立てていたのですが、丸太を組んだ後の見た目が何だかカッコ悪いというのと、やはりしっかりした金属板の足場に比べると安全ではなかったからです。
そのため足場屋さんに組み立てを依頼するようになったのです。
結果的には、丸太よりもきちんとした足場の上で作業を行う方が、安全で動きやすく、作業効率が良くなりました。
会社に大量の丸太や、それを運ぶためのトラックを置いておかなくても良くなったので、スペースが広くなったことも、意外と助かっている部分です。
足場の組み立てや解体には2~4日間かかる
約2~3週間の作業期間のうち、足場の組み立ておよび解体には、2~4日間かかります。
まず、足場を組み立てるのに邪魔になってしまうカーポートの屋根や、テラスの波板がある場合、一旦取り外さなくてはいけません。
これで1日かかるとします。
それから、足場の組み立て、そして塗装完了後の足場の解体にも1日ずつかかります。
最初にカーポートの屋根やテラスの波板を取り外している場合は、それを元通りに戻したり、ボロボロになっている波板を新しいものと交換したりする作業が入りますので、ここでも1日かかります。
足場を組み立てる面積にもよりますので、あくまで目安ですが、短ければ2日間、長くて4日間は足場のために作業を行います。
また、塗装作業中の場合、いかなる小雨でも作業は中断されますが、足場組みや解体は、しとしと雨が降っている程度だと作業は続行されます。
台風など、大きく天気が荒れている場合は、危険ですので足場の組み立て・解体は行いません。
外壁塗装の足場の費用やポイントについてのまとめ
- 足場代は足場を組む面積(家の外周)に関係し、平均15~20万円かかる
- 日栄企画ぬり太郎では作業効率や安全面を重視し、足場屋さんに足場組みを依頼している
- 足場の組み立てと解体には約2日間~4日間かかる
最後になりますが、足場の組み立てや解体の際には、金属音などの騒音が発生してしまいます。
ですので、日栄企画ぬり太郎は作業に入る前に、ご近所の方にご挨拶をさせていただき、足場の組み立てや解体の日にち等、工事の内容についてご説明しています。
→ 外壁塗装や屋根塗装前の近隣挨拶まわりについての記事はこちら!
足場があるから職人も安心して塗装ができるので、外壁塗装や屋根塗装ではなくてはならない存在です。
外壁塗装のことなら日栄企画ぬり太郎にお任せください!